稚魚放流会

 16日(木)、ときがわ町観光協会の皆様、武蔵漁業協同組合の皆様にご来校いただき、4年生の児童を対象に、稚魚放流会を行いました。約10センチ程度に成長したヤマメの稚魚をバケツに4、5匹分けていただき、学校前の都幾川に放流しました。子供たちは事前にご指導いただいたように、稚魚を傷つけないよう、優しく川に放っていました。

 その後、漁協の皆さんへの質問タイムとなりましたが、多くの質問が出され、漁協の皆さんも答えに困るほどでした。川の魚が上流を向いて泳ぐ理由や、通常、川で一生を終えるヤマメが一度海に出て生まれた川に戻ってくるとサクラマスと言われるようになる、など様々なことを教えていただきました。

 特に印象的だったのは、「なぜヤマメの放流事業をするのか」という問いに対して「河川の環境を守ろうという考えを広めるため」という事でした。ヤマメはきれいな川でないと生息できない。今日、放流したことを子供たちがいろいろな人に伝えることで、参加した子供たちは勿論、それを伝え聞いた人も河川の環境を守らるよう行動してくれることに期待しているのだそうです。子供たちにも、この事業の目的は伝わったようです。

 ご協力いただいた皆様、本当に有り難うございました。子供たちにとって、大変良い経験になりました。(K、Y、I)