オオムラサキの授業・放蝶
6月17日(金)、小川町在住のオオムラサキ保護研究員、関口幸夫様にご来校頂き、国蝶オオムラサキの生態についてご指導頂きました。3年生が理科の授業で蝶について学習します。今回の授業は、3・4時間目を使って、3・4年生がご指導頂きました。
当日は、オオムラサキの生態についてお話し頂いたり、パネルや映像資料、展示用の標本など多くの資料を見せて頂いたりしました。中でも、ご持参いただいた羽化寸前の蛹(さなぎ)や幼虫に触れさせて頂いたときは、児童は正に命の神秘を感じていたようです。(蛹は少し触れるだけで激しく身体を揺すります。その様子を見て、触れて体験させて頂きました。)
この日の午後2時頃、この蛹は学校の小さな飼育箱の中で、見事に羽化しました。蛹の表面が割れて中からまだ濡れた成虫が出てくる様子、濡れて丸まっていた羽根が少しずつ広がっていく様子、子供たちは、その様子の一部始終を見ることができました!
そして21日(火)の業前、17日に羽化したオオムラサキを放蝶しました。3・4年生の児童が見守るなか、飼育箱の蓋が開いた途端、オオムラサキは自然に帰っていきました。
児童にとって、大変貴重な、思い出に残る体験になりました。
(関口様から、オオムラサキの標本をご寄贈頂きました。玄関に展示させて頂く予定です。)