『子どもとネットメディア』  比企地区人権教育講演会より

 

 11月26日(金)、東松山文化センターにおいて、比企地区人権教育講演会が開かれました。同会では、『子どもとネットメディア』と題して、田原のり子氏により、子どものインターネットやスマホの安心・安全な利用に関するご講演がありました。大変先行になるお話でしたので以下に紹介致します。ご家庭でこどもたちとスマホ等についてお話になる際、ご参考としてください。

 田原氏のお話は概ね以下のような内容でした。

 

・今の子ども(Z世代:10才から21才まで)は、生まれた時からスマホに関わっている世代である。

・ネット利用にはメリット、デメリットが様々あるが、悪意あるネット利用によって、生命・身体・心・経済が脅かされる。

・子供たちをネットから守る(加害者にも被害者にもしない)ためには、与える側の保護者の考え方が大切。

・ネットやスマホの利用について、子ども自身が「自分で考え、決め、実行できる」よう育てる!

・もし、ネット被害に巻き込まれたら、専門家に助けを求める。(法務局や警察)

 

 具体的な提案として、

・フィルタリングは18才未満の子どもを守る保護者と事業者の義務

・年齢と子どもの成長度合いに応じてペアレントコントロールが必要。そのために・・・

  iPhone  : スクリーンショット    Android:Digital Wellbeing  を活用する。

 

※資料として以下の2つが提供されました。「自分で考え、決め、実行できる」子どもとなるようご活用下さい。

 

スマホ依存度 自己診断チェック.jpg 

 (テクノロジー インターネット依存症センター(米国)デビット・グリーンフィールド教授 監修)

  ※対象は高校生以上です。保護者の方が、お子様の様子を当てはめて考えてみてください。

 

「自分で考え、決める」スマホのルール.jpg

 (ネット(いじめ)犯罪対応士/不登校児童対応士 田原のり子 先生 作成)

  ※お子様自身に作成させてみてください。