学校ブログ
着衣泳授業
13日(木)、4・5・6年生が着衣泳を行いました。これは、衣類を身につけたまま川や海に落ちてしまったときの対応方法について学ぶ授業です。衣類を身につけたまま水に入った児童に対し、空のペットボトルを投げ入れてもらい、それに掴まって、何とか水面に浮いて売る状態を維持する、という授業です。
子供たちは、器用に水に浮いていましたが、それでも口々に「服を着たままの水泳は、とても泳ぎづらかった。」とのことでした。
今回の授業は、この経験を活かす機会が無いことを祈りつつ、「念のため」この授業を実施しました。
3年生社会科見学(町内巡り)
11日(火)、3年生が町内巡りに出かけました。3年生の社会科の学習では、主に「ときがわ町」をフィールドとして学習します。児童にとっては、教室で勉強した場所を自分の目で見る(または、見た場所をこれから学習する)機会となりました。
コースは、玉川工業団地 → 萩日吉神社 → 木のむらキャンプ場 → 慈光寺(昼食含む) → 雀川ダム → 小倉城跡と、町内の主な場所を網羅してきました。慈光寺や萩日吉神社では、ときがわ町の歴史を学ぶことができました。それぞれの場所で、ご住職さんや宮司さんにお話を伺う機会を得ました。雀川ダムでは、靴を脱いで水遊びをしたようです。小倉城跡は最後の見学地したが、全く疲れを見せること無く山を登りきったそうです。いつも通り、大変元気に行ってこられました。
この旅行を通して、知り得たことを学習に役立ててもらうことは勿論ですが、故郷「ときがわ町」についてこれまで以上に興味を持ってくれたら、それが何よりです。
支援籍学習
11日(火)の3時間目に、東松山特別支援学校のM・O君が来校し、4年生と交流しました。これは、埼玉県教育委員会の推進する「支援席学習」という施策に基づいた取組で、今回は、特別支援学校に籍を置くM・O君が同じ年である、玉川小学校4年生の学習に参加する、という取組でした。
M・O君との交流は、実は3年間続いています。2年生の頃に第1回目を行ってから、毎年1回ずつ玉小に来てもらっています。今回は教室と体育館を使って、体を動かしての交流となりました。3回目ともなれば子供たちの方が交流授業に慣れており、積極的に会を進めることができました。この日はとても暑かったのですが、M・O君との年に1回の交流の機会でしたので、水分を補給しつつ元気に遊びきることができました。体育館を出てきたときのM・O君も、汗ビッショリで、「やりきった!」という表情をしていました。
来年以降も交流を続けて、お互いの成長を感じられるような機会にしたいと考えます。
出前授業 オオムラサキ
10日(月)3・4時間目、3年生を対象とした「オオムラサキ」についての出前授業が行われました。「オオムラサキ」と言えば、国蝶であり準絶滅危惧種に指定されているのはよく知られています。昨年に引き続き、この「オオムラサキ」の研究をライフワークとされてきた、小川町在住のSさんにご来校頂き、オオムラサキの生態について教えて頂きました。
Sさんは、当日、パネルにした様々な資料写真や標本と共に、「オオムラサキ」「カラスアゲハ」「ミヤマカラスアゲハ」、3種類の蝶の成虫計6頭と、「オオムラサキ」の蛹もご持参頂きました。「オオムラサキ」の成長についてご指導いただいた後、6等の蝶の放蝶の瞬間を見せて頂きました。代表児童の手の上に乗った蝶が、空に放たれていきます。閉じていた羽根を一杯に広げて羽ばたいていく様は大変感動的で、その度に児童の歓声が上がっていました。中にはなかなか飛びたたない蝶も居ましたが、どうやら掌の「汗」に惹かれて飛びたたないんだとか。そんなこともSさんに教えて頂きました。
そして「オオムラサキ」の蛹たち。エノキの枝に沢山の蛹がついており、児童達がそれを触ると、蛹が実をよじって動く様子を体験させて頂きました。そして、蛹から成長になる「羽化」の瞬間も見られるようにと、大切な蛹を児童のために置いていってくださいました。(置いていってくださった蛹は、児童が帰ってしまった午後6時頃、見事な成虫に羽化しました。明日の朝、3年生の教室から放蝶する予定です。)
昨年に引き続き、本当に貴重な体験をさせて頂きました。子供たちは勿論、立ち会った教職員の目も釘付けになってしまいました。ありがとうございました。
演劇鑑賞会開催
7日(金)、演劇鑑賞会を開催しました。これは、「文化庁 子供の育成事業 巡回講演」として本物の芸術に触れれることで、「子供たちの豊かな創造力・想像力や、思考力、コミュニケーション能力などを養うとともに、将来の芸術家や観客層を育成し、優れた文化芸術の創造につなげることを目的としています。」(文化庁HPより)
今回は、東京の劇団「青年劇場」の皆さんの講演『あの夏の絵』という劇を見せて頂きました。劇団のHPによると、あらすじとして「被爆から70年。記憶を伝え残すために語り始めた被爆者と、それを受けとめ、絵に表現することに挑んだ高校生たちの2015年夏の物語。」と説明されています。登場人物の3人の高校生が、絵を描く事に試行錯誤する中で心持ちに変化が現れ共に成長していく様子がひしひしと伝わってくる、素晴らしい舞台でした。高学年の児童には十分その内容が伝わったと思います。低学年の児童には、やや難しかったかも知れません。それでも劇団の方に寄れば、「楽しむべきところではしっかり笑う、話しを聞いて欲しい場面ではしっかり耳を傾けられる、素敵な子供たちですね。」との評価を頂きました。本格的な演劇を本格的な劇場で見ることで、創造力・想像力や思考力を養う機会になったようです。ご家庭でも、是非話題にしてください。
さて、今回の鑑賞会は、当初本校体育館を予定しておりましたが、天気予報で「猛暑日」の予報が出ていたことから、急遽、開場を「アスピアたまがわ」に変更いたしました。保護者の方には、ご迷惑をかけ致しました。また、劇団、町生涯学習課には、極めて迅速に御対応頂きました。大変ありがとうございました。特に劇団の皆様のは、急なお願いに対して、6日(木)のさいたま市での公演が終わってからときがわ町まで移動していただき、夜遅くまで準備に費やして頂きました。皆様おかげで、快適な環境で鑑賞会を得ることができました。重ねて御礼申し上げます。
ご鑑賞いただいた保護者、地域の皆様、ありがとうございました。
(劇中に出演した6年生の10名の子供たち、とてもかっこよかったです。立派に出演者の1人になっていましたね。最後に感想発表と花束贈呈を担当してくれた2人、大役ご苦労様でした。演者の方達に、あなた方の気持ちが十分伝わったと思います。)